互いに家庭を壊したくない、そんな2人だからバレないように上手くやれる、そう言われているダブル不倫。普通の不倫よりもダブル不倫の方が多いというアンケート結果もあるようです。
そんな、既婚者同士「ダブル不倫」とは、いったいどのようなものでしょうか。
安全に続けていける不倫関係なのでしょうか。また、その結末に待っているものは何でしょうか。
今回はダブル不倫(W不倫)の実態に迫っていきましょう。
そもそもダブル不倫とは?
既婚者でありながら配偶者以外の相手と性的関係を持つ不貞行為、または相手が既婚者であると知りながらそのような関係を持つことを一般に不倫と言いますが、不倫のカップルの両方が既婚者である場合をダブル不倫と言います。
共に既婚者なので、「家庭を壊したくない」などの事情をよく理解しあって付き合えるため、通常の不倫よりもトラブルになりにくく、長く続く傾向にあるようです。
しかし実際には、発覚した際に2つの家族を巻き込む大騒動に発展。むしろリスクは大きいのです。
簡単に言うと「既婚者同士」の不倫です。
なんと3割の不倫カップルがダブル不倫
「不倫と言えば独身女性と既婚男性との間の話」というのは過去のことです。既婚女性の不倫が増えてくるとともに、ダブル不倫も増加しています。
結婚すれば仕事をやめて専業主婦になる時代から、女性の社会進出がどんどんと進む今、会社の中で多くの既婚女性が働いています。つまり、以前の日本社会よりも、既婚女性と既婚男性が出会ったり共に過ごしたりする社会的な場所が多くなったわけです。
また、不倫の経験者は、過去に独身の相手から結婚を迫られるなど大変難しい局面を経験しているケースがあります。
その点、相手も既婚者だと安心感があるのでしょう。
ダブル不倫に発展しやすいケースとは?
不倫をしている人が増えるとともに、一方で不倫に対する考えも厳しさを増しています。
人に知られてはいけない関係ですから、決して大っぴらに口説いたりできません。互いに既婚者の場合はなおさらのことです。
そのような状況の中で、いったい何がきっかけでダブル不倫へと発展していくのでしょうか。また、どこでどのように始まるのでしょうか。
よくあるダブル不倫のきっかけをご紹介いたします。
配偶者との性生活の悩みを相談した
結婚して共に暮らしていると、互いに相手を「女として」または「男として」見ることがなくなっていくものです。配偶者との性生活はなくなり、自分自身の女としての価値や男としての価値が失われていくような気持ちから、誰かに相談することもあるでしょう。
そうすると、夫婦間の冷めた状況を相談相手と共有することになるわけです。そして、
相談相手も既婚者なら同じ気持ちを持っている可能性があり、互いに共感しあえる親密な間柄になっても不思議ではありません。
元彼氏・元彼女との再会
同窓会に出席したときに、学生時代の思い出がよみがえるとともに、元彼や元彼女と再会するかもしれません。また、駅や電車で偶然に会ったり街中で会う他に、SNSなどでの再会もあり得ます。
その時、結婚して以来ずっと忘れていた恋愛感情が再びよみがえってくることでしょう。しかも、夫婦仲が冷めている状況だと、その再会はとても魅力的なものとなります。
そして、久しぶりに会っただけではなく、それをきっかけとした関係へと続いていく可能性があるわけです。
職場の飲み会
職場の同僚との飲み会、仕事中はあまり話したことがなかったけど、飲み会の席でグッと親しくなるということはよくあります。
通常なら終電に間に合うように終わるでしょう。しかし、2次会3次会とはしごをしている内に終電に間に合わなくなってしまうことも。
飲み会で距離が縮まった男女が終電を逃すという、よくあるきっかけですがダブル不倫の始まりとして十分あり得る状況でしょう。
ダブル不倫が迎える結末4選
調査の中でも多く出会うダブル不倫。互いに家庭があり、状況が理解し合えるダブル不倫は、その関係が長く続きやすい傾向があります。
しかし、永久に続く保証はどこにもありません。家族や職場にバレてしまうリスクもあり、どこかでその関係は終わることになるでしょう。
そのようなダブル不倫の最後にはどのような結末が待っているのでしょう。そこにはいろいろなパターンが見られます。
①自然消滅する
ダブル不倫の関係だった2人がだんだんと会わなくなってきて、事実上、不倫関係ではなくなってしまうパターンです。
通常の恋愛でもあり得ることですが、最初に惹かれ合った頃と違って、何度も会っていると互いに魅力を感じなくなってくるものです。
今の夫婦関係がもし冷めきった関係だとしても、結婚する前の2人が出会った頃を思い返せば、互いに愛し合い大切にしていたことでしょう。それがだんだんと冷めてきたわけです。
そうして勢いで不倫や浮気に走るタイプの人間は、熱しやすく冷めやすいとも言えます。このようなことはダブル不倫であっても同じように起こるのです。
「会っても以前のようなときめきがなくなった」「会いたいという気持ちがなくなってきた」など、危険を冒してまで、不倫関係を続けたいというモチベーションを失ったため、自然に消滅していきます。
熱しやすく冷めやすいタイプは、次の不倫相手を探しているかもしれません。
②話し合い、円満に別れる
片方が独身の不倫関係なら「愛した相手がたまたま既婚者だった」ということもあります。強い恋愛感情が、民法に反することを辞さず突き進んだ結果、不倫と呼ばれる関係になったという形です。
一方で共に既婚者のダブル不倫は、どこか冷静な部分があります。求めているのは、家庭では望めなくなった恋愛感情や癒しが得られ、性欲が満たされる関係。しかも、家庭を壊すことがない、割り切った関係です。
互いに既婚者なので、家庭への深刻なダメージは避けたい思いは共通です。
また、独身者と比べると平均的に年齢もやや高めで、職務経験や子育ての経験など社会的な知識を持ち合わせた大人同士と言えます。
そのため話し合いで分かり合える部分も大きく、互いに合意の上で別れるケースがあります。
どちらかの家庭でバレかけると危険を察知して別れることケースもあります。
③両者の家族にバレて修羅場に
既婚者同士で上手くやっているつもりでも、配偶者から見れば何か怪しい点があるものです。
また、家族以外の人々、たとえば同じ職場の人や近所の人などの目もあります。
もし、一方が独身の不倫なら、崩壊の危機を迎えるのは既婚者の家族のみです。
しかし、ダブル不倫の場合は、被害者は自分の配偶者だけではありません。不倫相手の配偶者も被害者なのです。
つまり、2つの家族が修羅場となり、2倍の怒りをまともに受けることになります。
本来は何も縁がなかったはずの2組の夫婦が集まって、心に怒りを秘めながらダブル不倫問題を話し合う様子は、誰もが想像したくない恐ろしい場面でしょう。
④ダブル不倫からのダブル離婚というケースも
日本では結婚すると双方が離婚に合意する協議離婚でない限り、特段の理由(法定離婚事由)なしに一方的に離婚できません。しかし、不倫はその法定離婚事由に該当するため、被害者となった配偶者からの離婚が認められます。
そして、ダブル不倫の場合は2組それぞれの夫婦に離婚が認められるので、ダブル離婚が成立する可能性があります。
互いに「家庭を壊したくない」と考える既婚者同士のダブル不倫だったはずが、とても皮肉な結末を迎えてしまう可能性があるわけです。
ダブル不倫のリスク
互いに既婚者だからいろいろ分かり合えるダブル不倫は、安心感がありそうに見えて実は危険です。少しだけバレにくい、長続きしやすいという点はあっても、バレない保証はありません。
そして、ダブル不倫が発覚した後の責任の重さ、被害の大きさ、影響範囲の広さなど、一方が独身者の不倫と比べると、どれも重大な問題へとつながっていきます。
離婚だけでなく家庭崩壊も招く
1組の夫婦の間で収まる話ではないことが危惧すべき点です。夫婦間で話し合って結論が出たとしても、それはまだ解決ではありません。不倫相手の配偶者がどう動くのかによって、その後も大きな影響を受ける可能性があるからです。
ほとんどの場合、不倫相手の配偶者は全く見知らぬ人物でしょう。何を考え何をする人なのか全くわかりません。
もしかすると、腹を立てて、子供や親族までも巻き込むような報復を平気でやる人物かもしれません。ただでさえ人間は感情的になると周りへの配慮に欠けるものです。
子供を含めた家族に何が起こるかわかりません。
また、親の問題を知った子供への心理的な悪影響も計り知れないものがあります。親子の関係はどうなるでしょう。少なくとも今までと同じようにはいかないでしょう。
このようなことから、ほんの気の迷いで始まったことで、結果的に家庭が崩壊してしまうというリスクもはらんでいるのです。
不倫カップルが抱える慰謝料が多額に
2組の夫婦がどちらも離婚しなかった場合、慰謝料は互いに請求することになります。
夫婦である以上、家計は1つにまとめられているのが一般的なので、
- A夫妻の家計からB夫妻の家計へ慰謝料を支払う
- B夫妻の家計からA夫妻の家計へ慰謝料を支払う
という不思議な形です。
その場合、事実上、互いの慰謝料が相殺される形となるかもしれません。
しかし、離婚した場合は別です。たとえば、ダブル不倫からダブル離婚となったなら、それぞれ家計が別々のものとなります。
そうなると、『元配偶者』と『不倫相手の元配偶者』の2人から請求される慰謝料を、不倫カップルが連帯して支払わなければなりません。
それはおよそ2倍の金額となるでしょう。
慰謝料請求をきっかけに両家庭に知られることもあります。
家族を巻き込んだ信用問題に関わる
ダブル不倫は子育てが一段落して自分の時間が持てるようになった年齢層、30代や40代が目立ちます。子供は小学校高学年から中学生以上が多い印象にあります。そうなると、もうごまかしの効かない年齢です。
もし、離婚するとなると、信頼すべき父親と母親が離婚する理由は何か……。多感な年頃の子供には重すぎる問題と言えるでしょう。離婚しなかったとしても、父親と母親にどんなトラブルがあるのか察することができる年齢です。
また、子供だけでなく自分の両親や親戚一同にも知られることになるでしょう。「いったい何をやっているんだ」という非難は避けられません。
さらに、近所や子供の学校関係、職場にも噂となって広まる恐れがあります。
そうしたことから、当人だけではなく、その家族までが下世話な興味の対象として見られたり、信用を傷つけられたりする可能性は否定できません。
ダブル不倫とリスクと結末まとめ
もしも、あなたが夫婦関係の再構築を望んでいたり家族を守りたいとお考えであれば、探偵の不倫調査をおすすめします。ダブル不倫の場合、不倫相手の配偶者が先に不倫調査を依頼して証拠を固めた時点で法的な対処をしてくるかもしれません。
あなたの夫(妻)が裁判まで行う覚悟がないのであれば、示談交渉で一方的に慰謝料を支払って終わるケースも少なくありません。こちらが後から同じように証拠を集めようとしても難しいものです。
探偵の不倫調査で確実な証拠を手元に置いておくことができれば、あなたの家族を守るための御守りになるかもしれません。
浮気・不倫問題で
お悩みの方へ
世の中には配偶者の浮気で悩まれている方は少なくありません。
「真実を知りたい。」
「慰謝料を請求したい。」などご依頼の目的は皆様様々です。
1人で悩まないでください。
少しでもお悩みでしたらお気軽にご相談ください。
実績豊富な「第一探偵事務所」にお任せください。
代表 山本未来
事務所情報
事務所名 | 第一探偵事務所 香川支部 |
代表 | 山本 未来 |
探偵業届出番号 | 香川県公安委員会 第81230001号 |
電話番号 | 050-5236-1929 |
所在地 | 香川県高松市屋島西町2010-1 セントラルハイツ屋島406 |
香川県の調査エリア
東讃エリア
中讃エリア
西讃エリア
香川県で不倫問題の相談
代表が責任をもってお答えいたします。
お気軽にご相談・ご質問ください。
投稿者プロフィール
最新の投稿
- 浮気・不倫調査2023年7月23日ダブル不倫とは?既婚者同士のリスクと結末
- 浮気・不倫調査2023年5月5日離婚届不受理申出とは?制度と注意点
- 浮気・不倫調査2023年4月20日不倫の法律的な解釈とは?不貞行為との違い